「レンタルサーバーって種類が多くて、どれを選べばいいのか分からない」。WordPressブログを始めようとして、ここで手が止まる人は多いと思います。どこも「速い」「安い」「初心者向け」とうたっていて、結局なにを基準に決めればいいのか見えにくいですよね。
この記事では、レンタルサーバーを選ぶときに見ておきたいポイントを、観点ごとに整理します。料金の安さだけで選ぶと後悔しやすい理由も含めて、「自分に合うサーバーをどう見分けるか」が分かるようにまとめました。読み終えるころには、サーバーを見るときの自分なりの判断軸ができているはずです。そのうえで、具体的なサーバーを見比べたい人向けの記事もあとで案内します。
料金だけでなく、速度・容量・操作性も見る
当サイトで紹介する主要なレンタルサーバーであれば、どれを選んでも大きく外すことはありません。そのうえで何を見て選ぶかですが、料金はもちろん大事な判断材料です。ただ、安さだけで飛びつくと後悔しやすいので、料金に加えて「表示速度」「容量」「管理画面の操作のしやすさ」も合わせて見るのがおすすめです。
特にブログは表示の速さが、ユーザビリティ(ユーザーの使いやすさ)にも、Googleの検索結果にも効いてきます。速度をないがしろにすると後々泣きを見ることになるので気をつけてください。
また、料金は契約期間とのバランスで決めます。自分の本気度に合わせて期間を選べば大丈夫です。では、その理由と具体的な見方を順番に説明していきます。
なぜサーバー選びは最初が肝心なのか
レンタルサーバーは、ブログのデータを置く「土地」にあたるものです。その土地の上にWordPressという「お店」を建てて運営していく、というイメージです。
レンタルサーバーは、ブログの表示速度や安定性に直結します。なかでも表示速度は、主要サーバーのあいだでも差が出やすい部分です。そして、いったんその土地で店を構えてしまうと、後から別の土地へ引っ越す(サーバーを乗り換える)のはなかなか骨が折れます。記事が増えてからの引っ越しはとくに大変です。
だからこそ、最初の選択がじわじわ効いてくるわけです。とはいえ、神経質になりすぎる必要はありません。主要なサーバーを選んでおけば、後悔するような失敗はまず起きません。
サーバーを選ぶときに見る5つのポイント
料金表だけを見比べても、自分に合うかどうかは判断がつかないでしょう。次の5つの観点で見ていくと、各レンタルサーバーの違いが見えてきます。

① 表示速度
もっとも重視したいポイントです。ページの表示が遅いと、読者は中身を見る前にページを閉じてしまいますし、表示速度は検索エンジンの評価にも関わるとされています。
表示速度は、サーバーのスペックや使っている高速化の技術によって変わります。各サーバーは速度を売りにしていることが多いので、「高速」をうたっているか、どんな技術で速さを出しているかをチェックしておくとよいです。
なお、サーバーが安定して動いているか(稼働率)も気になるところですが、主要なサーバーはこの点の水準が総じて高く、差が出にくい部分なので、速度ほど神経質に比べなくて大丈夫です。
② 容量・スペック
記事や画像をどれだけ置けるかという容量、そして処理能力にあたるスペックです。個人ブログを始める段階なら、主要サーバーの標準的なプランで十分すぎるほどありますが、ここで見ておきたいのは「料金に対しての容量」です。
安いと思って契約したら容量が少なかった、という落とし穴もあるので、料金とセットで容量もチェックしておくと安心です。
そして容量は、基本的に多いに越したことはありません。最初はブログ1つでも、運営していくうちに別ジャンルのブログを増やしたくなったり、画像をたくさん使うブログになったり、ゆくゆくはネットショップのようなことをやりたくなるかもしれません。
とくに商品画像が増えると容量はあっという間に膨らみます。大は小を兼ねるので、余裕があるに越したことはない、と考えておくとよいです。
③ サポート
つまずいたときに頼れるかどうかです。ここはサーバーによって差が出るところなので、いくつか見ておきたい点があります。
まず、電話サポートは一定のプラン以上でないと受け付けていない会社もあるので、契約前にチェックしておくとよいです。
基本的に受付の中心はメールというところが多く、レスポンスの速さは「1営業日以内に返ってくればよし」くらいに考えておくと過度な期待をせずに済みます。それより遅いと少し長く感じますし、逆にそれ以上の速さを求めるのは欲張りかもしれません。
チャットを備えているサーバーもありますが、AIチャットだとこちらの求める答えが返ってこないこともあるので、有人チャットがあるところのほうが安心感はあります。
電話については、窓口を設置していても実際にはなかなかつながらない、ということもあるので、個人的にはあまり期待しすぎないほうがよいと思っています。
たいていのことはメールで足りますし、これは電話が少し苦手な私の感覚もあるかもしれませんが、最初の窓口としてはメールで十分だと感じています。
④ 管理画面の使いやすさ
意外と見落とされがちですが、長く付き合う部分なので大事です。サーバーの設定や管理をする画面が古くて使いにくいものもあれば、直感的に操作できるものもあります。
クイックスタート機能の有無や、WordPressの導入のしやすさもここに含まれます。毎回触る場所なので、使いやすいに越したことはありません。
⑤ 料金と契約期間
料金はもちろん大事な判断材料です。ただし、料金「だけ」で選ぶと失敗しやすいです。月あたりの料金は契約期間が長いほど安くなりますが、その分まとめて支払うことになり、途中で解約しづらくもなります。
契約期間は、多くのサーバーで3か月程度から最長3年ほどまで選べます。長い契約を結んでおき、更新時期が来たら継続するかどうかを判断する、という流れです。
また、多くのサーバーには数日から数週間のお試し期間があります(お試しのないサーバーもあります)。お試しがない場合は、1か月単位の短い契約で様子を見る手もあります。
ブログは成果が出るまで時間がかかるので、基本的には最低でも1年は続ける前提で考えたいところです。実際、12か月契約を選ぶ人が多いと思います。
結局どう選べばいいか
5つの観点を挙げましたが、すべてを完璧に比べる必要はありません。優先順位をつけるなら、こう考えるとスッキリします。
- まず「表示速度」が十分か。判断が難しい部分ですが、たとえばエックスサーバーは業界トップクラスの速さで、個人的にもおすすめです(速度の専門的な見方は、これから別の記事でも触れていきます)
- 次に契約期間を、自分の本気度で決める。まだ様子見なら短い期間から、腹をくくって取り組むと決めたなら最低でも12か月以上がおすすめ
- 不安があれば「サポート」「管理画面の使いやすさ」も確認
容量・スペックは、個人ブログの標準的なプランならまず足りなくなりません。基本は「速度と料金の天秤」で考えつつ、毎日触る管理画面の操作のしやすさも地味に効いてきます。
あとは、どのくらい本気か、どのくらい長く続けるつもりかという自分のフェーズに合わせて契約期間を決める。これがいちばん迷わないレンタルサーバーの選び方です。
今すごく本気なら長めの契約で月額を抑える、まだ様子見なら短めから、という具合に、自分の状況に正直に決めればよいのです。
迷ったときの進め方
「レンタルサーバーを選ぶポイントは分かったけど、結局どこがいいの」と思いますよね。いちばん避けたいのは、ここで悩みすぎて先に進めなくなることです。
もし迷って決められないなら、利用者が多く実績のある定番、たとえばエックスサーバーあたりを選んでおけば、速度・情報量のどれも水準が高く、失敗しにくいです。
私自身も使っていますが、困ったときの情報がネットに豊富にあるのは、初めての人にとって大きな安心材料になります。
もちろん、これはあくまで「迷ったときの無難な選択肢」のひとつです。サーバーごとに得意なところは違うので、最後は自分が大事にしたいポイントで選んでもらえればと思います。
各サーバーを目的別に比べた記事を用意しているので、自分に合う1社を見つける材料にしてください。
まとめ:料金は元より、速度・容量・操作性へ。本気度で契約期間を決める
この記事の要点を整理します。
- 当サイトでおすすめするレンタルサーバーであれば、どれを選んでも大きく外しません
- 料金はもちろん大事。ただし安さだけで選ばず、表示速度・容量・管理画面の操作性も合わせて見る
- 表示速度はもっとも重視したい観点
- 容量・スペックは個人ブログなら十分。ただし写真を多用する、今後ブログや運営サイトを増やす予定があるなら、できる限り大きいに越したことはない
- 料金は契約期間とのバランス。本気度・続ける期間に合わせて決める(12か月更新が一般的)
- 迷ったら実績のある定番を選べば失敗しにくい。最終的には自分の重視する観点で選ぶ
選ぶ観点がつかめたら、次は具体的なサーバーを目的別に見比べてみましょう。「ブログ向け」「とにかく速さ」「コスト重視」など、何を優先するかで選ぶべきサーバーは変わってきます。
「そもそも開設まで何をすればいいか流れを確認したい」という人は、始め方の記事へ戻って全体像を押さえておくのもおすすめです。



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