【初心者向け】Xserver新サーバーパネル全機能レビュー|何ができるか全部触って調べた

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エックスサーバーの新サーバーパネルは左メニューに機能がぎゅっと詰まっています。最初は「どれが重要で、どれは触らなくていいのか」が分かりづらいかもしれません。この記事では全メニュー(大項目+主要な小項目)の役割・注意点を解説します。各機能で何ができるか、実際に使う頻度が高い機能はどれか、触らなくていい場所はどこかを一通り把握できます。

パネルトップ(最初に見るダッシュボード)

ログイン直後に表示される画面で、サーバーの稼働状況・利用状況をざっくり把握できます。ディスク使用量・サーバー情報・アカウントデータ・登録ドメイン一覧が一目でわかります。

エックスサーバーの管理画面「パネルトップ」のキャプチャ
エックスサーバーの管理画面「パネルトップ」のキャプチャ

ディスク使用量

現在どれくらいの容量を使っているか、円グラフで直感的に把握できます。スタンダードプランの500GBに対してWordPressブログを1つ入れている状況などでも、使用量がほぼゼロに近い状態で一目でわかります。

サーバー情報

ホスト名IPアドレスが明記されています。DNS設定やメール設定の際に参照することがあります。

アカウントデータ

総ファイル数・ドメイン数・サブドメイン数・FTPアカウント・MySQL・メールアカウント・高性能スパムフィルタが数値で確認できます。大雑把な利用状況の把握に使えますが、重要度は低めの項目です。ただしメールを利用している方は高性能スパムフィルタの設定状況をチェックしておくことをおすすめします。

高性能スパムフィルタ「Cloudmark Authority」は、世界最高水準の信頼性と高い検知精度を誇るスパムフィルタです。99%を超える検知精度で脅威を的確に検知するため、より安全なメール運用が可能です。(出典:エックスサーバー公式)

ドメイン

登録中のドメイン名・設定状況・SSL状態(https化できているかどうか)・PHPバージョンが一覧表示されます。三点リーダーメニューからドメイン設定・サブドメイン設定・メールアカウント設定・SSL設定・WordPress・DNSレコード設定・PHP Ver.切替といった主要な操作に直接アクセスできます。

エックスサーバーコンパネ ドメインメニュー項目のキャプチャ
ドメイン項目の三点リーダーメニュー

全メニュー表示について

エックスサーバーのメインメニューは左カラムのプルダウン式ですが、上部の「全メニュー表示」を押すと大項目→小項目が全部一覧で確認できます。最初に全体把握したい場合はこちらを活用するのがおすすめです。

エックスサーバーコンパネ 全メニュー表示のキャプチャ
全メニュー表示を開いたところ

サーバー(アカウント・安全・バックアップ系)

セキュリティとデータ保護に関わる最重要カテゴリです。二段階認証の設定とバックアップ運用は、サイト開設直後から意識しておく必要があります。

エックスサーバーコンパネ サーバー項目のキャプチャ
サーバーカテゴリの項目一覧

パスワード変更

ログインに使うパスワードを変更する場所です。ただしここで変更できるのはサーバーIDでログインする際のパスワードのみです。XserverアカウントIDでログインする際のパスワードはここでは変更できません。XserverアカウントIDのパスワードは管理ツール「Xserverアカウント」内の「パスワード変更」から変更してください。

サーバー情報

サーバーの詳細なスペックやApache・PHPなどのバージョン、ネームサーバー情報を確認できます。コマンドパス一覧やperlモジュール一覧も確認可能です。上級者向けの情報ですが、サポートに問い合わせる際に参照を求められることがあります。

自動バックアップの取得・復元

エックスサーバーのほとんどのプランでは、サーバー領域のWeb・メールデータとMySQLデータベースを過去14日分、特に設定しなくても自動バックアップしています。この項目では日付を指定してデータをダウンロードしたり復元したりできます。

14日を超えると自動バックアップは削除されるため、定期的にダウンロードして手元に保管しておくと安心です。データベース側(MySQL)のバックアップはMySQL設定のバックアップ取得・復元から別途取得できます。

手動バックアップ作成

自分のタイミングでバックアップを作成できます。WordPressのテーマ変更・大型プラグイン更新など、大きな変更を加える前に実行しておくと安心です。

Cron設定(基本触らない)

指定した時間に自動処理を実行する機能です。WordPress運用だけなら基本は触らなくてOKです。

SSH設定(基本OFFが安全)

コマンドラインでサーバーに接続する上級者向け機能です。必要がなければOFFのままにしておくのが安全です。使う場合は国外制限なども併せて設定しましょう。

二段階認証設定(最優先)

ログイン防御の要です。サイト運用を始めたら最初にONにすることをおすすめします。エックスサーバーには「サーバーパネル側」と「XserverアカウントID側」でそれぞれ独立した二段階認証があるため、混乱しやすい点に注意が必要です。

リソースモニター

CPU・メモリ・転送量などの使用状況を確認できます。普段は見なくて構いませんが、サイトが重くなったときの原因調査に役立ちます。

ホームページ(Webサーバー設定系)

Webサーバーの動作に関わる設定がまとまっています。多くの項目は「必要になってから触る」場所ですが、AdSenseを使う場合のads.txt設定と高速化機能は早めに確認しておく価値があります。

エックスサーバーコンパネ ホームページ項目のキャプチャ
ホームページカテゴリの項目一覧

アクセス制限(ベーシック認証)

指定フォルダをIDとパスワードで保護する設定です。公開前のテストページを関係者のみに見せたい場面などで活用できます。FTPソフトを介して自分でhtaccessファイルを作成する必要がなく、手軽に設定できるのが便利です。

エラーページ設定

404ページなどを自作ページに差し替える設定です。最低限のデフォルトページは存在しているので、最初は触らなくてOKです。

MIME設定(基本触らない)

拡張子とファイル種別の紐づけを設定できます。特殊な配信をしない限り変更不要です。

.htaccess編集(触ると壊れやすい)

Webサーバーの動きを変える重要ファイルを編集する場所です。WordPressの重要なコードも記述されているため、むやみに触らないのが安全です。

サイト転送設定

URLのリダイレクトをサーバー側で設定する機能です。サイト・ブログの引っ越し時などに使います。同様の効果を実現するWordPressプラグインもあるため、使いやすい方を選びましょう。

アクセス拒否設定

特定IPを遮断する機能です。攻撃元のIPが限られている場合はこの設定で防御できます。攻撃や迷惑アクセスが出てから触る場所なので、最初は触らなくてOKです。

アクセスカウンター/メールフォーム(CGIツール)

昔ながらのCGIツールです。メールフォームについてはWordPressならContact Form 7などのプラグインで代替できる場合がほとんどです。プラグインが重い・合わないという場合の選択肢として十分な利用価値があります。

Webフォント設定

専用WordPressプラグイン「TypeSquare Webfonts for エックスサーバー」と連携して、ブログ上のフォントを変更できます。PV上限などの利用ルールを事前に確認してから使いましょう。

ads.txt設定

Google AdSense等の広告を運用する場合に必須の設定です。広告収益を目的としたブログなら早めに設定しましょう。

XPageSpeed設定(効果を確認しながら使う)

画像最適化・遅延読み込みなどでサイト表示を高速化するエックスサーバー独自機能です。ただし設定を誤ると表示崩れや反映遅延が起きるリスクもあります。ON/OFFで手軽に検証できるので、効果を確認しながら利用しましょう。

AIクローラー遮断設定(ケースバイケース)

AI学習・AI検索用クローラーを遮断できる機能です。基本はオフで問題ありませんが、「AIに学習させたくない」「サーバー負荷を減らしたい」場合はケースバイケースで検討してください。遮断するとAI検索経由の流入が減る可能性もある点を踏まえて判断しましょう。

WordPress(Xserverが手厚い領域)

エックスサーバーが力を入れているカテゴリです。簡単インストールから他社からの移行、セキュリティ・復旧まで、WordPress運用に必要な機能がひと通り揃っています。

エックスサーバーコンパネ WordPress項目のキャプチャ
WordPressカテゴリの項目一覧

WordPress簡単インストール

契約直後のWordPress導入に便利な機能です。2つ目以降のサイトを追加する際にも利用できます。

WordPress簡単移行(引っ越し用)

他社サーバーのWordPressをエックスサーバーへ移す機能です。複数のブログをまとめたい場合に便利です。ただし逆方向(エックスサーバーから他社サーバーへ)の移行にはこの機能は使えません。

WordPressセキュリティ設定

国外アクセス制限・ログイン試行回数制限などを設定できます。基本はONにしておくことをおすすめします。

WordPressリカバリー(復旧・リセット)

白画面・ログイン不可・不正アクセス疑いなど、トラブル時の救済機能です。ただし100%思い通りの復旧が保証されるわけではないため、実行前に必ずバックアップを取得してから行いましょう。

WordPressテーマ管理

対応テーマのインストールができます。デフォルトではCocoonやLightningなどの無料テーマが選択できます。なおエックスサーバーはテーマのサポートは行っていないため、テーマに関するトラブルは各テーマのサポートページで解決する必要があります。

メール(届かない問題の核心になりがち)

独自ドメインメールの作成・管理に関わる項目です。メールセキュリティ設定を怠ると「Gmailに届かない」などのトラブルが起きやすいため、メールを使う予定があれば早めの設定が重要です。

エックスサーバーコンパネ メール項目のキャプチャ
メールカテゴリの項目一覧

メールアカウント設定

独自ドメインのメールアドレスを作成する場所です。会社やサービスで独自ドメインメールを使いたい場合はここで設定します。

迷惑メールフィルタ/自動応答/振り分け など

一般的なメール運用機能です。必要になってから設定すれば問題ありません。

DKIM / SPF / DMARC

Gmailに届かないなどの問題に直結しやすい超重要な設定です。これらのメールセキュリティ設定を適切に行わないと、メールが届かないという事故が起きやすくなります。メールを利用する予定があれば必ず設定しておきましょう。

FTP(大量作業するときの道具)

ファイルをまとめてアップロード・操作したいときに使う機能です。軽い作業であればファイルマネージャーで対応できますが、大量の画像ファイルを一度に扱う場面ではFTPソフトが役立ちます。

FTPアカウント設定/FTPソフト設定

FTPソフト用のアカウントを発行する場所です。大量の画像ファイルをアップロードするなど、ファイルをまとめて操作したいときに活用します。

FTP制限設定(IP制限)

IPでアクセス制限を設定し不正アクセスを防ぐ機能です。チームで頻繁にFTPを使う場合は検討の価値があります。

データベース(WordPressの裏側)

WordPressのデータが格納されているMySQLデータベースを管理する項目です。普段は触らなくても運用できますが、復元手順を把握しておくといざというときに心強いです。

エックスサーバーコンパネ データベース項目のキャプチャ
データベースカテゴリの項目一覧

MySQL設定/バックアップ取得・復元

WordPressのデータベースを管理・バックアップ・復元できます。触らなくても運用はできますが、復元の手順を知っておくと安心です。

phpMyAdmin

データベースを直接操作する上級者向けツールです。基本触らないほうが無難です。

PHP(バージョン・設定)

WordPressやプラグインの動作に影響するPHPのバージョン管理ができます。基本は「推奨」表示のバージョンを使い続ければOKですが、プラグインの相性問題が発生したときに確認する場所です。

PHP Ver.切替

ドメインごとにPHPバージョンを切り替えられます。WordPressやプラグインの相性問題が出たときに使います。基本は「推奨」表示の範囲内で運用すれば問題ありません。

php.ini設定

PHPの細かい挙動を変更できます。専門知識のない方は触らないのが安全です。

ドメイン(サイトを動かす「住所」)

独自ドメインの設定・SSL化・DNS管理が集まったカテゴリです。WordPress運用を始めたら「SSL設定(https化)」だけは最優先で完了させてください。

エックスサーバーコンパネ ドメイン項目のキャプチャ
ドメインカテゴリの項目一覧

ドメイン設定

独自ドメインの追加・削除ができます。他社で取得したドメインを使う場合もここで設定します。

サブドメイン設定

blog.example.com のようなサブドメインを追加できます。必要になったタイミングで設定すればOKです。

SSL設定

無料SSLのON/OFFなどを設定します。WordPress運用なら最初に「https化」を完了させましょう。大規模サイトでない限り無料SSLで十分ですが、必要に応じて有料SSLも購入・設定可能です。

DNSレコード設定(慎重に)

基本的に触る機会は少ない項目ですが、Search ConsoleのTXTレコード認証など一部の場面で必要になります。設定を誤るとサイトやメールが止まることがあるため、作業前に必ず現在の設定をメモに残してから変更してください。

動作確認URL

ネームサーバー切替前に動作確認するための機能です。サーバー移転作業をする方に便利です。

アクセス解析(サーバーログ型)

サーバーログをベースにしたアクセス解析ツールです。GA4よりも数字がズレることがありますが、トラブル時の原因調査やGA4にない視点での確認に役立ちます。

アクセス解析

サーバーログをベースとしたアクセス解析ツールです。GA4と数字がズレることがあります(ロボットやJavaScript無効アクセスも計測される)。「ざっくりとした傾向把握」用と捉えるのがおすすめです。

アクセスログ/エラーログ

トラブル時の原因調査に使うログです。ログの読み方がわからない場合は、AIにコピペして原因を推定してもらうという活用方法もあります。詳しい活用方法はエックスサーバーのアクセスログ確認方法エックスサーバーのエラーログ確認方法で解説しています。

高速化(デフォルト設定が充実)

エックスサーバーはデフォルトの高速化設定が充実しているため、基本はONのままで問題ありません。キャッシュ周りは更新反映の遅延が起きた際に確認する程度でOKです。

エックスサーバーコンパネ 高速化項目のキャプチャ
高速化カテゴリの項目一覧

Xアクセラレータ

Webサイトの表示を高速化するエックスサーバー独自機能です。基本はONで運用します。デフォルトでVer.2が適用されているため、契約した時点ですでにPHPの高速化が効いている状態です。詳しくはXアクセラレータの設定と効果を参照してください。

サーバーキャッシュ/ブラウザキャッシュ

こちらも基本はONでOKです。記事を更新したのに反映が遅い・表示が古いといったトラブルが起きた場合はキャッシュが原因のことが多いため、その際に設定を見直しましょう。サーバーキャッシュは「サーバー側に保存」、ブラウザキャッシュは「読者の端末側に保存」と保存場所が異なります。

セキュリティ(WAF設定)

不正アクセスを検知・防御するWAF(Webアプリケーションファイアウォール)の設定です。強力な機能ですが、設定が厳しすぎると正常なアクセスを誤検知することもあるため、攻撃の兆候が出てから検討する程度でOKです。

不正アクセス・攻撃を検知するセキュリティ機能ですが、厳しめの設定では誤検知が出ることもあります。攻撃の兆候が出たタイミングで導入を検討しましょう。

まとめ

エックスサーバーのサーバーパネルは、最初は項目の多さに圧倒されるかもしれません。ですが一つずつ見ていくと、「普段触る機能」「いざという時の保険」「上級者向けの設定」がきれいに整理されていることがわかります。

今すぐ全部理解する必要はありません。必要になったときに戻ってきて、「あの機能はここだった」と思い出してください。少しずつ理解が深まると、サーバーはぐっと身近な存在になります。

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